Question2)遺産相続って実際にはどのように進めていけばいいの?

Answer)
遺産相続は、必ず被相続人の財産について、
「誰」が「何」を取得するのか話し合う遺産分割協議をしなければなりません。
この遺産分割協議をするために、まずは、「誰」と「何」を把握する必要があります。

「誰」を確定させる。
被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本を取得します。
その戸籍を読み解いて、誰に相続する権利が法律上あるのかを判断します。

「何」を把握する。
預貯金の把握には、通帳や残高証明書から亡くなった日時点の残高を調べられるとよろしいでしょう。
不動産の把握は、まず、毎年4月に市から送られてくる固定資産税納税通知書を確認してください。
次に、法務局で固定資産税納税通知書に記載されている不動産の全部事項証明書を取得します。
この全部事項証明書に誰のものかと複数人の共有であれば持分割合が記載されています。

このように調べた「何」の内容を、メモなどにまとめる、
財産目録を作るなどしておくと遺産分割協議がしやすいでしょう。